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本家"CropWorks"の近況用blog
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農工大Bn科の過去問集積&管理業務。
同人サークル「農工植研」の活動。
管理人Sr38のPC関連覚書。
あと絵とか写真とか。

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ですます調にしてできるだけ難しい表現を避けてみた。というver.2
キャラの口調でver.3、とか内容的に無理すぎます。
とりあえずこれくらいで行こうかと思うんですがご感想のほどよろしくお願いします。

ホトケノザ

Lamium amplexicaule L.
シソ科オドリコソウ属

春の畑や道端でよく見かける雑草です。シソ科に特徴的な四角い茎が下部で枝分かれして茂ります。葉は円形で、間隔を空けて対生するので段々となり、これを仏の蓮座に見立てて「仏の座」と呼びます。別名は三階草。葉は下部では葉柄がありますが、上部に行くにつれて短くなり、葉柄がなくなって茎を抱くようになります。花期は3~6月頃で、上部の葉の脇に紅紫色の唇形の花をいくつかつけます。秋や冬の終わりごろに開花することもあります。
ホトケノザは他家受粉(有性生殖)する通常のの開放花に加え、蕾のまま花が開かない閉鎖花の二種類の花をつけます。開放花は唇形の筒状の花で、蜜を取りに来るハナバチなどに花粉をつけて運ばせる「虫媒花」です。一方、閉鎖花では蕾内部で自家受粉が行われ、確実に子孫を残すことができます。自家受粉ができることを「自稔性である」といいます。
また、ホトケノザには白花を咲かせるものが稀に見られます。花だけでなく個体全体から紫紅色の色素が抜け、通常赤味を帯びる葉や茎もまっさらな緑色になるようです。色素生合成経路の一部に初期から障害があるのでしょう。この紫紅色の色素は多分アントシアニン系です。同じシソ科の赤ジソの赤はシソニンなどのアントシアニン系色素によりますので。web上では継続的に白花が観察されている報告もあるので、遺伝的には安定しているみたいですが、本来花色は花粉を運ぶ虫のためにあるものなので有性生殖には不利なのではないかと思われます。
種子には「エライオソーム」と呼ばれる、糖などからなる栄養物質が付着していて、これを目当てにアリが種子ごと巣に持ち帰ります。巣ではエライオソームだけが食べられ、種子は巣の近くに捨てられてそこで発芽します。アリに種子を運んでもらう方式を「アリ散布」といいます。
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